二人三脚〜戦争の日々〜
そして、
お迎えの時間。
「梓ちゃんまた明日ね〜」
「先生さよなら〜」
と次々みんなが帰る中で
私とひなだけ
まだ帰れない。
まだママがこない。
ひなが半ベソをかきながら
「ママこないね」
「みんなもう帰っちゃったね」
と話していると。
「梓、ひな遅くなってごめんね」
と言う言葉が聞こえて、
私とひなが
「ママ〜!!」と
保育園の玄関に
走っていくと
玄関にはママじゃなく
当時まだ小学生と中学生だった
お兄ちゃん。
「遅くなってすいません。
梓もひなも帰ろう?」
と手を差し延べるお兄ちゃん。
ひなが
「なんでようちゃんなの(兄)?なんでしょうちゃんなの(兄)?なんでママじゃないの?」
と目にいっぱいの涙を溜めて
その場に座り込んだ。
私も本当は泣きたかった。
でも小さいなりに
お姉ちゃんなんだ!と思っていて
泣けなかった。
お迎えの時間。
「梓ちゃんまた明日ね〜」
「先生さよなら〜」
と次々みんなが帰る中で
私とひなだけ
まだ帰れない。
まだママがこない。
ひなが半ベソをかきながら
「ママこないね」
「みんなもう帰っちゃったね」
と話していると。
「梓、ひな遅くなってごめんね」
と言う言葉が聞こえて、
私とひなが
「ママ〜!!」と
保育園の玄関に
走っていくと
玄関にはママじゃなく
当時まだ小学生と中学生だった
お兄ちゃん。
「遅くなってすいません。
梓もひなも帰ろう?」
と手を差し延べるお兄ちゃん。
ひなが
「なんでようちゃんなの(兄)?なんでしょうちゃんなの(兄)?なんでママじゃないの?」
と目にいっぱいの涙を溜めて
その場に座り込んだ。
私も本当は泣きたかった。
でも小さいなりに
お姉ちゃんなんだ!と思っていて
泣けなかった。