eternal for you....
新学期初日のHRが終了して、
翔が屋上に行くとすでに結衣はもう来ていた。
屋上のフェンスにもたれ、
ウォークマンを耳に当てきれいな旋律を奏でていた。

「結衣??」

肩をたたくと彼女はウォークマンの曲を止め翔のほうに向き直った。

「あ…ごめん。もしかして聞いてた?」

「聞くつもりは無かったんだけど、すげー上手かった。」

「いや…私そんなに歌上手くないよ。」

「上手かったって言ってんの。」

翔はそういって結衣の頭をクシャクシャとなでた。
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