Shooting Star
病室に行くと女の子の泣き声が聞こえた。

ガラッ---

ドアを開けた途端、泣いていた女の子が俺に向かって「先生、助けてください!」と何度も何度もうったえてきた。

一先ず、その彼女を「大丈夫だよ」となだめる。根拠の無い大丈夫。

でも、彼女は安心したのか取り乱すのを止めた。

俺は、点滴に繋がれベットに横たわる女の子に近付いた。

「嘘……だろ……」
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