シンデレラに玻璃の星冠をⅠ



「あたしを置いていかないでよッッッ!!!

"お出かけ"も…まだ何もしてないじゃない!!!」




夢…だったら、醒めるな。


僕を必要だと言ってくれる

芹霞の声を聞いたまま…



僕はこの幸せな時を

直ぐにでも止めたいんだ。



必死な芹霞の温もりを

感じていたいんだ…。



このまま…


芹霞を自分だけのものに出来たら…。



それは…


許されるだろうか。



ああ…いいだろう?



夢であるのなら。


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