シンデレラに玻璃の星冠をⅠ
僕達は息を詰めた。
主人として…
傅(かしず)け、というのか。
これ以上――…。
「チャンスにするかしないかはお前達次第。
お前達の動き如何で13日後以降の処遇が決まる。
据え置きか、優遇か…
それとも冷遇か。
――さあ、どうする?」
何処までも冷酷な青色。
こんな選択を迫った時点で、恐らくそれは彼の"必然"の範疇。
氷皇は、僕達の返答が如何なるものか判っているはずだ。
悔しいけれど――
考える間でもなく、
僕達の返答は…決まっていた。