シンデレラに玻璃の星冠をⅠ
「その時は……」
俺は笑った。
「お前にもっと…触れさせてくれ。
もっと…お前の愛が…欲しい」
安心出来る温もりを。
闘いは――
始まったんだ。
俺は――
感じていた。
太陽の…光の影。
異様に拡大する瘴気を。
明らかに…下界では何かが始まっている。
俺を…殺すために。
俺がこれから、身を置くのは…光?
それとも…。
「お前と…生きたい」
俺は、…芹霞を抱きしめた。
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