シンデレラに玻璃の星冠をⅠ
そしてそれは――
さわさわ、さわさわ。
「痛いッッ!!!」
突如、激痛に変わる。
皮膚を食いちぎられるような、そんな痛み。
何…?
あたしの足…どうなってるの?
「芹霞、煌と共に結界へ来いッッ!!!
――早くッッ!!!」
足が動かなくて。
煌も同じようで。
いや…煌は項垂れたまま動こうとしていないんだ。
「痛い、痛いッッ!!!」
激痛故に、灼熱の熱さを感じる。
恐る恐る…下を見たら。
膝下に…白い蛆が溢れかえっていて。
――食ってる?
あたしの足から…
白色に、溶けるように赤色が入り混ざる。
白は…残虐な真紅に取って変わられる。
――食ってる?
「いやああああああああ!!!」