大切な大切な幼なじみ--2--
私は再び涙を拭い、着替えを終わらせると机に向かう。
ただでさえ声がでなくて先生に質問にも行けない。
声がでないからできないって思われたくないから。
だから私は家にいる時間はほとんどずっと勉強してる。
「桜ちゃん頑張りすぎると体によくないよ?」
「たまには休み?」
そう言っておばあちゃんは心配してくれる。
でも、おばあちゃんには悪いけど…。
今の私にはおばあちゃんといるってことも辛い。
おばあちゃん、辛いって分かってるから。
お父さんの単身赴任、早く終わればいいのに。
去年1回終わって帰ってきた。
でも、1年もしないうちにまた別の場所にいった。