大切な大切な幼なじみ--2--


「桜!?」


目を開けると、消毒液のにおいがツンとした。

横を向くと、心配そうに私を見下ろす翔太。


「先生呼んでくるっ」


そう言って出て行った。


私、あの後どうしたんだろ…。

確か、意識失ったんだよね?

そして…ここは病院だよね?

保健室じゃなくて病院?


「村田さん?気分はどう?」


優しそうな女医さんが入って来た。

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