大切な大切な幼なじみ--2--


「体調も良くなったみたいだし…帰っていいわよ」


女医さんは笑顔でそう言った。


「そうそう」


女医さんは私の耳元に口を近づけた。


「彼ね、あなたのことすごく心配してたけど…彼氏?」


私の顔はきっと真っ赤になってる。


「ち…違います!」


全力で否定する私を、おもしろそうに見てる女医さん。


「桜?」


翔太なんて不思議そうに見てるし…。


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