大切な大切な幼なじみ--2--


「ここ?」


私の家の前でそう言う翔太。

そっか…引っ越して1度も来たことなかったね。


「うん。今日はありがとう」

「や、別にいいけど…」


何故か顔を赤くする翔太。


「あんま無理すんなよ?先生も心配してたし…森川も」

「ごめんなさい…」


私はいつもの癖で謝ってしまう。


「いや、違う。そうじゃなくて…」

「…あ?」


何故か口ごもる翔太。


< 26 / 88 >

この作品をシェア

pagetop