大切な大切な幼なじみ--2--
「別に誰も迷惑って思ってないし…少しくらいわがまま言って良いってこと」
私は翔太の顔をマジマジと見つめてしまった。
だって…翔太にそんなこと言われるなんて思わなかったんだもん。
「何だよ…」
翔太は横を向いてしまった。
「ううん…なんでもない。ありがとう」
「ん…ちゃんと休めよ?明日と明後日学校休みやし」
翔太はそう言って少しだけ笑った。
「うん、あ…上がってって?お礼したいし」
今日の私って積極的?
「今度な…礼なんかいいし。休め」
命令されてしまいました…。