大切な大切な幼なじみ--2--


「失礼しました」


ガラガラ…


「え…桜?」


呼ばれて振り返ると、てっちゃんが立っていた。


「おはよ、てっちゃん」

「おはよ…声戻ったん?」


何か…一番冷静。


「うん。てっきり翔太から聞いてたと思ったんだけど…」

「あぁ…そういや今日なんかニヤニヤしてたな」


てっちゃんとも普通に話せた。

こんなに嬉しいんだね。

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