大切な大切な幼なじみ--2--
「修学旅行の班なんだけど…」
また黙ってしまった。
「うん」
「一緒の班になっても…良い?」
最後はちゃんと俺の目を見て言った桜。
「ん?良いよ?」
ってか…嫌な訳ないし。
「ほ…本当!?あのね…うみと、もしかしたら真鍋くんも一緒」
「うん、良いよ」
桜は俺が森川を苦手としてると思ってる。
ま、確かに声が大きいし、得意ではない。
でも、声の出ない状態だった桜と友達になってくれたこと、感謝してる。