大切な大切な幼なじみ--2--


「は?別について歩く訳じゃないし、なんねぇだろ」


そうなのかな?

なるとおもうんだけど…。


「あ…哲理なら分かるかも」


翔太は思いついたように言った。


「そっか、てっちゃんは物知りだもんね!」


私は急に嬉しくなった。


「後で聞こうか」

「うん!」


翔太のこういう優しさが好き。

このさりげない優しさが好きなんだ。





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