大切な大切な幼なじみ--2--


「桜ぁぁぁぁ」


うみの声にびっくりして振り返ると、走って来ていた。

うみの後ろでは真鍋くんが呆れ顔で笑ってる。


「うみ」


私の胸に飛び込んできたうみの頭を撫でる。

普段はされる方だから変な感じ。


「こいつ…まじでうるさい」


翔太も呆れてる。


「勘違いすんなよ?」


ゆっくり歩いて私たちの所に来た真鍋くん。

ってことは…


「うみ…どうだったの?」


訊いても大丈夫ってことだよね?


< 77 / 88 >

この作品をシェア

pagetop