大切な大切な幼なじみ--2--

やっぱり好き


私はたまらない孤独感に襲われ、机に顔を伏せた。


「桜、ちょっと良い?」


声をかけられて顔を上げると、啓史が立っていた。


「…?」

「いいこと教えてやる」


啓史はうみの席に座った。


(いいこと?)

「翔太は彼女と別れたよ。昨日」


啓史は私の耳元でそう囁いた。





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