覆される都市伝説
マカはノートパソコンを持って、立ち上がった。

「こっちへ」

「うん」

マカは寝室に入った。

そしてテーブルにノートパソコンを置く。

キーボードを叩き、数分もしないうちに顔を上げた。

「こっちへ来い」

「うっうん」

マカは画面を指さした。

そしてわたしは驚いた。

「えっ? なっ何で午前0時でもないのに、このサイトが開けるの?」

画面には、わたしのサイトが出ていた。

「ちょっとした裏技でな。だがこの画面はお前の知っているのとは、ちょっと違う。コレは言わば道。お前の帰り道を表しただけだ」

「そう…なの」

本当にマカって、できないことが無いんじゃないかな?

「同じ血族の者に、作らせたんだ。お前がこの画面に触れれば、元いた場所に戻れるだろう」

「そっか…」
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