覆される都市伝説
「うそ…」

そんなの、全然、知らなかった…。

「そもそもこのサイトにアクセスできるのは、人をイジメた人間だけ。しかも本人が望んで見ているワケじゃない。…いじめられている人間が、あえてこのサイトのことを教えるんだ」

「そっそれじゃあ…!」

「うん。キミが死に追いやった人達は、その死を望んだ人間の導かれによって、亡くなっていたんだ」

わたしは大きく眼を見開き、後ろにふらついた。

「そっそんなっ…だって、わたしはただ、運悪く読んでしまった人の所にっ…」

「ところがそうじゃなかった。マカが情報屋を使って調べたんだ。だから戻ろう? マカの所へ」

そう言ってハズミは再び手を伸ばす。

「でも…」

一度は断ったマカの選択。

今更選び直すなんて、調子いい話しなんじゃないだろうか?
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