覆される都市伝説
女の子は喜びながら、わたしを立たせた。

立ってみて分かったことだけど、女の子の方が身長が高い。

わたしが小柄なせいもあるけれど、女の子の顎の辺りがわたしの頭の部分となる。

二人で向かい合わせになると、いきなり抱き着かれた!

『きっ…きゃあきゃあーーー!』

なっ何で抱き着くの?

しかも思いっきりぎゅっと!

「お~、コレは良いな。冷えた抱き枕と思えば、良く眠れそうだ」

女の子は言葉通り、わたしの体を抱き枕のようにズルズルと引きずって、再び布団の中に入った。

女の子に抱き着かれたままだったわたしも、そのまま布団の中に入ってしまうわけで…。

『えっ、えっ、ええっ!?』
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