覆される都市伝説
「……じゃあわたしが戻ったから、作った爆弾だったの?」

「そうだ」

…ハズミはマカは気に入った人間には甘いって言うけれど……。

確かにそうじゃないモノには激しく厳しい。

「それじゃあ…あのサイトに囚われていた魂は全て、開放されたの?」

「ああ。画面の紋様が消えただろう? それが爆弾が爆発した合図だったんだ。もうあのサイトは存在しない」

「そっか…。なら良かった、かな?」

けれどふと思う。

「あれ? でもわたしはここに来たけど、他の魂はどこへ行くの?」

「強制的にあの世行き。まあ元は行く所だからな。強制もへったくれもないが」

それならまあ…良いかな?

何故か首を傾げてしまうけれど、でも…きっとそれが一番良い。

「…でもマカはわたしをここに呼び戻した。それはどうして?」

「お前の作るしょっぱい料理が気に入った」
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