覆される都市伝説
「ソウマさんに報告しても良いんだね?」

「そうじゃなきゃ、服は揃えられないだろう? メイド服と寝巻き用の浴衣、私服の3着は最低用意しといてくれ」

「はいはい。それじゃあハズミ、そろそろ帰るよ」

「ううっ…」

ハズミは顔をおさえながら、マミヤに支えられて立ち上がった。

「それじゃあマカ、何かあったらすぐに連絡を」

「分かった。後はよろしくな」

「うん、じゃあね。…ナナオも」

『あっ、うん』

マミヤは苦笑しながら出ていった。

『…本当にハズミを回収したね』

「だからアイツらは二人ワンセットの方が良いんだ」

なるほど。マカは二人の性格を熟知しているようだ。

「しかしマミヤのヤツ…。口うるさくなってきやがった。少し前までは私にビクビクしていたくせに」
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