覆される都市伝説
眉を寄せ、チッと舌打ちする様子を見ると、ソウマは前は大人しかったのかな?

「慣れてきたら、ソウマに似てくるとは…。姑が二人になったら、頭抱えるぞ」

『そっそう言えばあなたの名前って、マカって言うのね』

空気が怪しくなってきたので、話題を変えることにした。

すると女の子はきょとんとした。

「ん? まだ名乗っていなかったか?」

『……うん』

「私の名前はマカ。高校三年だ」

ということは17・8歳…。

やっぱり大人びているな。

「ちなみにハズミは二十歳、マミヤは二十二歳…だったな。確か」

『みんな、わたしより年上なのね。ハズミとマミヤは大学には通っていないの?』

「二人とも生前は通っていたらしいぞ。マミヤは医大生で……ハズミの学部は何だったっけ?」
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