覆される都市伝説
「ナナオ、食後にちょっと話がある」

「うっうん、分かった」

マカの表情が真剣みを帯びている。

どうやら真面目な話みたい。

食事中は会話もなく、食べ進めた。

食後はアイスティーを作って、ソファーセットに移動する。

マカと向かい合わせに座って、話が始まるのを待った。

マカはすぐには話し出さない。

数分後、ようやく出た言葉は、すでに機能を失ったはずの心臓が痛むものだった。

「ナナオ、お前、何が目的で人を殺す?」

「えっ…」

眼を見開いたわたしを見ながら、マカは言葉を続ける。

「昨日からお前のことを調べていた。いろいろとサイトで話題になっているな。だがそういうことをしているお前の目的が分からない」
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