覆される都市伝説
「んっ?」

「何だ?」

「ハズミもマミヤも、元は携帯彼氏だったのよね? わたしはパソコンや携帯電話と関連があるモノだから、少ししか知らないんだけど…」

わたしは自分の胸元を握り締め、伺うように二人の顔を見た。

「携帯彼氏、ダウンロードした女の子達は次々に死んでいくって話だったんだけど…。それは本当なの?」

二人は顔を見合わせた後、それぞれ違う反応を見せた。

「ああ、そうだよ」

ハズミはひょうひょうとし、マミヤは暗い面持ちとなった。

「オレらは自分達をダウンロードした女の子達に死をもたらしてきた。それが通用しなかったのは、マカだけだよ」

「…携帯彼氏であった時、そのことをマカに怒られた?」
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