覆される都市伝説
なので意を決して、ソウマさんを呼んだ。

「そっソウマさん、すみません。手を貸してください」

ふすまを少し開けて、声をかけた。

イスに座ってアイスティーを飲んでいたソウマさんは、笑顔で頷いた。

「分かりました」

そしてソウマさんにちゃんと着付け直してもらった。

「髪の方もよろしければやりましょうか?」

「あっ、お願いします」

「ナナオさんも髪の毛長いですね。頭の上でまとめるのと、そのまま流すの、どちらが良いですか?」

「マカはまとめていたから…わたしはこのままで」

「では飾りを付けましょうね」

「はい、お願いします」

ソウマさんはピンク色の花の飾りを付けてくれた。

「わぁ、可愛い。今の時代って、可愛い物が多いんですね」
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