1/3の微妙なカンケイ
タクトの、いつもと違う、かすれた声が、続く。

「・・・こんな想い、お前にさせられない」

ズキッってきた。

ああ、あたし、何て、想われちゃってるんだ。

それに、何て、思いつめちゃってるんだ。

あたしは、タクトの腕を解く。


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