1/3の微妙なカンケイ
「もしかして、悠里のお母さん、今から、それ、本当に狙ってて、こういう無謀なことを?」

「・・・あのヒト、考えることが浅そうだからなあ~。当たってるかも」

そして、あたしの心は完全に無視しつつ、しっかりあたしの望みを願望の形でかなえてるところが怖い。

「ごめんね。うちの母、奏ちゃんのこと大好きなんだよ」

「・・・ごはん作るの好きだから、娘が食べるのに困らないからか?」

「・・・そうかも。それに、やさしくて、信頼できるし」

「母親受けはいいわけだ。悪かったね、そんなとこで迷惑掛けて」
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