1/3の微妙なカンケイ
「ユウキの行動がつまらないんじゃなくて、もうわかっちゃったからつまらないのよ」
「何が?」
「さっきの男の子でしょ?ソウちゃん。ユウリの好きな方の幼馴染」
あたしはカタまる。
「もっと、わかりにくいかと思ったのよね。
ユウキ、クールそうだから、傍目にわからないんだと思った。
けど、何?あのハートマーク浮かべた目。
あれ、ソウちゃんは本当に気づいてないのかしら?
気づいてないんだったらびっくりよ。相ッ当に鈍いわよ」
「鈍い・・・」
「それか、この状況を楽しんでるか。あんたみたいなキレイな子に、あれだけ想われてるのは、気持ちいいと思うもん。・・・まあ、それはないか。柔和で温和でイイヒトな感じだもんね」