1/3の微妙なカンケイ
タクトが、手を差し出す。

ああ。

もう、だダメだ。

あたしは、体から力が抜けるのを感じた。

タクトが手を伸ばしてて、

奏ちゃんが驚いたようにタクトを見てて。

あたしは、ひざから、砂に脱くずれた。

ああ・・・

サヨナラ、奏ちゃん。
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