1/3の微妙なカンケイ
二人につき合わされて、他の男の子を”物色”させられているうちに、カレーはできた。

でも、奏ちゃんの姿が消えていた。

二人は、一気にカレーにしか興味がなくなる。

よほど、気に入る子がいなかったらしい。

でも、奏ちゃん・・・

見回しても、いない。

ハッと、奏ちゃんの手が熱かったことを思い出した。

それ以降の、なんとなくいつもよりゆったりとした動き。

あたしは、その場を抜けた。

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