1/3の微妙なカンケイ
と、タクトが外に出てきた。

明かりのあまり届かないうす暗闇。

すらりとしててかっこよい体つき。

整った顔。

魅力的で、目立つ雰囲気。

これが、あたしの幼馴染なんだよな。

それを、今度からは、もうちょっと誇りに思おう。

「悠里」

「奏ちゃんは?」

「寝てる。後はあんたが診てやって。

気づくのが遅かったのは、それに免じて許してやろう」
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