1/3の微妙なカンケイ
幸弘は、指輪をひっこめた。
「じゃ、仕方ないから、こっちをあげよう」
言って、あたしに何かくれると、さっと出て行った。
見ると、油性マジック。
「悩殺水着なんか必要ないんだな。
あんなに男らしくがんがん泳いでたのに。
それでも、悠里は選ばれる」
あたしは、赤いのに、でっかく自分の前を書いた。
「でも、もらわなかった」
「じゃ、仕方ないから、こっちをあげよう」
言って、あたしに何かくれると、さっと出て行った。
見ると、油性マジック。
「悩殺水着なんか必要ないんだな。
あんなに男らしくがんがん泳いでたのに。
それでも、悠里は選ばれる」
あたしは、赤いのに、でっかく自分の前を書いた。
「でも、もらわなかった」