1/3の微妙なカンケイ
みんなは騒いでるけれど、あたしは、何か、ホッとした。

「けど、悠里・・・」

「わ~っ!!」

あたしは、奏ちゃんの言葉をさえぎった。

それから振り返る。

「あたしは、裸のままで帰るから」

みんなのほうへ振り返って、手のひらをひらひらさせた。

「ふ~ん。ま、赤いのつけてないんで、許そう」

久実ちゃんが言った。

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