1/3の微妙なカンケイ
何せ、あいつと仲が良いせいで、世の女の子に恨まれて生きてきたからなあ。

若干、恨みをもってるかも。

まあ、それは、こんなモテる奴と特別なお友達なんだぞ。

っていう、優越感で相殺されてる。

「あたしは少数派なのかなあ。

奏ちゃんの方がいいけどなあ」

「少数派って、はっきり言うなあ」

「だって、どうもそんな感じだもん。

そうだ。

見合いなんかしなくても、どうしても相手に困ったら、あたしがもらってあげるよ」

言って、ちょっと想像してしまった。

顔がニヤける。

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