1/3の微妙なカンケイ
「いっぱい作るから大丈夫。

昨日、親父が釣りに行って大量に魚を釣ってきたから、困ってて。

二人とも、思う存分食ってくれ」

タクトは、不敵にあたしに微笑みかけると、奏ちゃんの方へ行った。

「何、作るんだ?」

「う~ん。料理名は不明だけど、とにかく、鍋系と焼き魚」

「やった。オレ、奏の味、すごい好き」

くっそ~。

男同士だと思って、楽しくあの場に行ってしまるなんてうらやましい。

「あたしも見たい!!」

思い切って、あたしもそばに行く。

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