1/3の微妙なカンケイ
真っ直ぐに、見てて。

あたしの思考を、見つめてた。

あたしは、ちょっと、引きつり笑う。

「読むな」

「読めるか」

真面目だった眼に、いつもの表情が戻る。

「…って言いたいけど、筒抜けだな。何でここまでお前の考えてることがわかるのか。我ながら、怖いな」

こっちが怖い。
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