1/3の微妙なカンケイ
「男みたい・・・ていうか、少年っぽいんじゃないかな。中性的っていうか。女の子の目から見た、理想的なかっこよさ。あんな男の子、いたらいいのに・・・っていう」

「う~ん。あんまり慰められてないね」

「そう?いいじゃん」

にって笑う。

「悠里、美人なんだから。オレには、女の子にしか、見えないし」

びっ・・・

生まれて初めて言われたな。

「いいや。奏ちゃんがそう思っててくれるなら」

本心はどうか、わからないけど。

こんなこといいながら、かっわいい彼女を、突然連れてるかもしれないんだもんな。
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