1/3の微妙なカンケイ
状況を把握する前に、心臓がバクバクし始めた。

服は、雨で身体に貼りついている。

奏ちゃんは、あたしの前に立ちふさがって、あたしを身にかばうように、抱きしめている。

奏ちゃんの、普通の鼓動が伝わってくる。

ってことは、

あたしの鼓動は、バレバレ。

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