１/３の微妙なカンケイ

「えっ」

「何か…悠里も、女の子だったんだなって。初めて気がつかされた気がした」

「って、今まで気がつかなかったのか」

「そうかも。あんまりわかってなかったかも。あっ」

奏ちゃんは、空を何気に見ると、短くもらして、

「帰ろう」

見ると、空はたっぷりの雨を、落とし終わって、落ち着いていた。

…もっとずっと降っててよかったのに。