1/3の微妙なカンケイ
こんなことなら、奏ちゃんと、そこでバイバイするんじゃなかった。

途方にくれてると、

「そこのヌレネズミ」

タクトの声がした。

振り返る。

「さっきおばちゃんに会った。お前帰ったら、鍵渡しといてって言われたんだけど、肝心の鍵を預かってないんだけど、どうする?」

「あの、バカ母~どうしてこう、ドジなんだか」

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