1/3の微妙なカンケイ
なんて、突然入ってこられたら、すごい迷惑じゃないか。

…っていうか、かっこ悪いな。

さっさと、タクトの服を着て、ドアを出る。

と、

「うわっ」

たまたまそこを歩いてたらしい、タクトが血相を変えて飛びのいた。

「そんな、驚く?」

「…いや、悪い。あんまり早いんで、一瞬服着てないんじゃって」

「そんなこと、するわけないじゃん」

タクトは、一瞬、額を指で押さえた。

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