秘密の言葉



「かんな…」


これでいい。
これでお前から――



「つ、ばさ」


俺の名前が聞けるから。



「よく出来ました」


ご褒美は俺からの甘いキスでいいよな、かんな?


優しく唇を重ねれば俺の制服の裾をキュっと握るかんなの甘い声が漏れる。


「んっ…つー」

「(つーじゃなくて翼だっつーの)」


まぁ…今日は許してやろうとするか。




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