桜風 〜春の雪〜
長い階段と

親友への後ろめたさ


ついでに……

気難しそうで、苦手な森定くん…



あたしの高校最後の一年は

かなり気の重いスタートを切ることになった…。


自業自得だから、仕方ないかもしれない…。


頭では、自分のしたことがどんなに汚いことか……


わかっているのに……


子供じみた、あたしの幼稚な心はそれについてゆけなくて……


あたしは、心だけが体から離れてゆくような、脱力感に支配されていた……




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