桜風 〜春の雪〜

……

それから……

久々に会話を交わしたあたし達は……


ちょっとだけ、学校をさぼって…

サンセットに向かうことにした。



かなり久しぶりに向かう
サンセットへの道のり…


「おじさん、あたし達のこと忘れてないよね…?」


なんて、たわいもない話に花を咲かせながら…歩く道のり


アユミが側にいる…それだけで、あたしは何倍も強くなれる気した…。


店に着くと、あたし達の心配を余所に

「アユミちゃん、花梨ちゃん!久しぶり〜!!
っていうか…学校は!?」

って…店長のおじさんの脳天気な出迎えがあった。




「ちょっとだけ!学校には連絡してあるから〜!!」

アユミの甘い声に…

おじさんは、渋々……

人目に付かない、奥の席に案内してくれた。




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