桜風 〜春の雪〜
神様が僕にくれた……

最高のプレゼント。


君の隣の席になれたのは、本当に嬉しかった。



本当は…もっと、話したかったけど…


恥ずかしくって、素っ気ない態度をとってしまった僕を


君は…

どう思っただろう?




思えば……


あの時の君は……

ひとりで、苦しんでいたんだよね?


親友の片桐さんのこと……



僕は何も知らずに…


君の曇った笑顔を

心配して見ていることしかできなかった。




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