桜風 〜春の雪〜
君がこの場所を去った後……


僕は……親友の一馬をここに呼んだ。



君の幸せを見守るための

僕の最後のピースを……


託すために………。



僕の命を蝕む悪魔のせいで……


僕の目はたまに見えなくなるんだ。



もしかしたら…

明日には……

何も見えなくなるかもしれない…


でも………

君を愛した記憶だけは……


神様……

どうか……奪わないでください。



今は……思い出の中の君の笑顔が……


僕の一番の宝物なんだ……。




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