まとまりのないSS庫。
ここまでの会話も、冬樹さん
の視線の先に居るのは

自販機。


変なものでも売ってるのかな、
とか思いながら。 毎年、


冬樹さんと会うたびに恒例の会話を。



「冬樹さんは、どうして梅雨の時だけ
この町に来るんですか?」


一昨年まで、"冬樹さんは"じゃなくて
"あなたは"だった。



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