まとまりのないSS庫。
急に焦ってあたしのことを
聞き出そうとする冬樹さんが
面白くて、


顔を上げて笑った。


冬樹さんは、声色と同じく焦った
動き。 でも視線は、自販機じゃなく
あたし。


「もう、急に何急いでるんですか」


「いや、なんか・・」



今まで毎年同じ時期に会って、
少しずつ自分たちの事を
教え合ってたのにね。


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