【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤

「てかさ、2人やっと付き合う事になったね~オメデト~」


「あっ…ありがとう!」


わざとらしくコホンと咳払いをした後の悠士の言葉に照れた彩音は顔を赤らめていた。


そんなアホに一々反応すんな。

「ホントよ~お互いに両想いなのにトロトロしてたわね~」


トロトロって何だよ。きつい事ばっか言う美菜は注文したくせにまたメニューを見ていた。


まだ食う気かよ?


「結局どっちから~?」


「どっちでもいいだろ。ほらちょうど飯もきたし」


わざわざ悠士に“俺から”なんて言う筈もなくタイミングよく来た店員を一瞥する。



「あっ!本当だ~」


店員の方…というか料理を見た彩音は目をキラキラ輝かせていた。


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